【発売情報】
本日、モーストリー・クラシック2019年4月号が発売になりました
同時に、Webサイト http://mostly.jp/ も更新。目次、おすすめアーティストなどチラ読みができるほか、バックナンバーのページでは、デジタル書籍も購入できます。ぜひ、サイトにお立ち寄りください


【モーストリー・クラシック4月号の主な内容】

表紙 ウィーン・フィルとベルリン・フィル

特集 ウィーン・フィル&ベルリン・フィル 世界の注目オーケストラ
 ウィーン・フィルとベルリン・フィルは、その音の特徴はもちろん、成り立ちからして大きく違います。今月の特集は、世界のトップに君臨する2大オーケストラの個性を明らかにし、今注目の指揮者やオーケストラを紹介しています。
 ウィーン・フィルの最初のコンサートは1842年3月28日。復活祭の日曜にオットー・ニコライの指揮で行われました。60年代に定期的にコンサートが開かれるようになり、現在も使われている公演会場ムジークフェラインが完成したのは70年。メンバーはウィーン国立歌劇場管弦楽団の一員としてふだんはオペラの伴奏をしており、その源は宮廷歌劇場にさかのぼります。自主運営のオーケストラで、音楽監督を置かず、定期公演は年に10回しかありません。
 一方のベルリン・フィルの設立は1882年。ベンヤミン・ビルゼ楽団の待遇に不満を持ち脱退した楽団員を中心に結成されました。87年に巨匠ビューローを常任指揮者に迎え、94年にビューローが亡くなると、ニキシュが後任につき、さらに成長をとげました。フルトヴェングラーは、1922年に36歳の若さで常任指揮者に就任、カリスマを持つ巨匠指揮者として君臨しました。日本人にもなじみの深いカラヤンは56年から89年まで芸術監督、その後、アバド、ラトルと続き、9月からペトレンコの時代が始まります。ベルリン・フィルは純粋なシンフォニー・オーケストラとして発展してきました。
 オーケストラの音は、本拠とするホールの影響が大きいのです。毎日のように練習し、公演するホールに合わせて自然と音が作られます。ウィーン・フィルが本拠とするムジークフェライン(ウィーン楽友協会)は、別名「黄金のホール」と言われ、金の装飾や彫刻が美しい直方体のシューボックス(靴箱)型。床下と天井に空間がありよく共鳴するのが音の良さの理由の1つと言われます。
 これに対し、ベルリン・フィルのフィルハーモニーはヴィンヤード(ワイン畑)様式といわれます。客席をワイン畑に見立て、ステージを客席のブロックが取り囲むように配置されています。これを建てたカラヤンは、佐治敬三・元サントリー会長にアドバイスし、サントリーホールも同じくヴィンヤード形式のホールになりました。フィルハーモニーは2440席と大きいが、どの客席からもオーケストラはよく見え、よく聴こえます。等しくアクセスできる、という考えは、戦後の民主主義を体現したものと見なすことも可能です。
 他に、◎2大オーケストラとフルトヴェングラー、カラヤン、ベーム、アバドらの名録音◎ウィーン・フィルの楽器◎ネルソンスとボストン響、ゲヴァントハウス管◎ティーレマンとドレスデン・シュターツカペレ◎ヤンソンスとバイエルン放送響◎ロトとレ・シエクル◎クルレンツィスとムジカエテルナ◎ミンコフスキとレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル、などです。

特集で紹介したDVD、CDのプレゼントもあります


BIGが語る 野島稔 仙台国際音楽コンクール審査委員長
 第7回仙台国際音楽コンクールが5月から6月にかけて仙台市で開催される。ピアニストで東京音大学長の野島稔はピアノ部門の審査委員長を務める。今回は前回より61名も大幅に増え331名から応募があった。予備審査が行われ43名の出場者が決まった。「知名度が上がったのだと思います。ホロデンコやイェゴンが次の大きなクライバーン国際ピアノコンクールで優勝したことも大きいのでは亡いかと思います。コンチェルトを中心にしたコンクールで協奏曲を経験してみたい、という気持ちもあるでしょう」と話す。

宮本文昭の気軽に話そう ゲスト  鈴木優人 指揮・オルガン・作曲
 古楽オーケストラ、バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の音楽監督を昨年9月から務めている。父親はBCJの創設者で指揮者の鈴木雅明。子供のころから家でバッハばかり聴いていたという。「中学生のとき学校のオーケストラに入ったのですが、そこで演奏するベートーヴェンやブラームスなどのCDが、うちにはあまりないんですよ。僕も小学校6年生のときは『マタイ受難曲』にはまってしまい、1日3回くらい聴いたこともあります」と熱中ぶりを話した。

このほか
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎「鍵盤の血脈 井口基成」中丸美繪
など、おもしろい連載、記事が満載です。


次号予告
2019年3月20日(水)発売の2019年5月号は「バッハとマタイ受難曲」を特集します

お楽しみに~